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管理栄養士のブログ10 – 侮ってはいけない便秘!正しくケアを行うために知っておくべき便秘のお話!

こんにちは!
突然ですが、便秘にはいくつか種類があることをご存知ですか?

便秘は身近な症状でありながら、慢性化すると、頭痛や肩こり、食欲不振、肌荒れなど、様々な悩みに繋がるため、侮ってはいけない症状のひとつです。

また、便秘は種類によって対処法も異なるため、それぞれの種類について知っておくことで、正しくケアを行うことができます。

今回はそんな便秘について、種類と対処法をお話ししていきます!

便秘の種類は2つに分類される!

まず、便秘は原因や症状の違いから、大きく2種類に分かれます。

✔︎器質性便秘:原因が胃や腸の疾患にある可能性が高く、その場合は医療機関での受診をお勧めします。
✔︎機能性便秘:大腸の機能低下が原因で起こる便秘。運動や食事など、生活習慣を見直すことで改善が可能です。

この2種類のうち、ほとんどの人は「機能性便秘」に該当し、症状や原因の違いにより、さらに3種類に分かれます。

弛緩(しかん)性便秘

腸の蠕動(ぜんどう)運動が弱まり、便が腸内に停滞している状態。
食物繊維不足、運動不足、筋力の低下などが原因で起こることが多い便秘です。

<対処法>
腸の蠕動運動を促すため、水分や食物繊維、香辛料などを食事に取り入れる。

<ポイント>
腸内に便が停滞すると、大腸の働きによって便中の水分が過剰に吸収され、便は硬くなり、腸の動きを鈍らせていきます。

そのため、便を柔らかくするために必要な水分や水溶性食物繊維と、腸の動きを促す不溶性食物繊維や香辛料などを積極的に摂取すると良いでしょう。

・水溶性食物繊維…野菜、果物、海藻などに多い
・不溶性食物繊維…豆、きのこ、根菜などに多い

痙攣性便秘

ストレスなどにより自律神経が乱れることが原因で、蠕動運動が激しくなり、腸が痙攣を起こしている状態。
痙攣によって便が肛門まで進まず、腸内に停滞してしまう一方で、下痢の症状が出ることもあります。ストレスを溜めやすく、リラックスするのが苦手な方に多い便秘です。

<対処法>
腸に刺激を与えるものを控え、消化に良いものを食事に取り入れる。

<ポイント>
腸が痙攣を起こしているときは、繊維の多いものや、脂質の多いものなど、腸に刺激を与える物は控えましょう。刺激を与えることで腸の動きがより活発になり、症状が悪化してしまいます。

消化に優しいものを摂り、ストレスを軽減できるようにすると、快方に近づきます。

・消化に優しいもの…白米、うどん、柔らかく煮た野菜、白身魚など
・刺激の強いもの…不溶性食物繊維、カフェイン、香辛料、脂質の多いものなど

直腸性便秘

習慣的に便意を我慢したり、下剤の乱用などが原因で、便意の感覚が鈍くなり、大腸の末端に位置する直腸に便が停滞している状態。
寝たきりの人や高齢の方、便意を我慢してしまう女性などに多い便秘です。

<対処法>
便意を我慢しない。朝トイレの時間を確保する。

<ポイント>
まずは規則正しい生活を心がけましょう。朝食をしっかりと摂り、朝食後にトイレの時間を確保すると、排便のリズムが整いやすくなります。

弛緩性便秘と同様に、食生活を見直し、食物繊維や水分を取るようにすると改善が見込めます。

 

以上、便秘の種類と対処法についてのお話でした!

ここまでお読みいただき、便秘についてより深く理解できましたでしょうか?
正しいケアを知るだけではなく、日頃から便秘にならないよう、健康的な生活習慣を心がけていきましょう!

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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
これからも、皆さまの身体に優しい選択を手助けができましたら幸いです。

それではまた次回お会いしましょう!

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